月別アーカイブ: 9月 2014

整体の術に感謝、感謝である。

お世話になっている呉服店さんから依頼を受けて、ただいま建築改装工事の真っ最中。
いつもの仲間と一緒の楽しく、相変わらず笑いの絶えない現場である。

ところが、その楽しいはずの現場で、先日アクシデントに見舞われてしまった!

協力してくれている大工棟梁が作業中に背筋を痛め、身動きできなくなり倒れ込んだのだ。
ギックリ腰の症状が背筋に現れたようなものである。
そのまま床に伏して動けず、痛がっている。息も苦しそうである。
このままでは仕事ができないなんていう話しどころではない
車に乗ることすらできず、家に帰ることも不可能な状態だ。

私は作業の手を止めて、自然整体を行うことにした。

横たわる棟梁の身体の下に、施術の際に痛くないよう毛布を敷いて
約一時間、足腰、肩、腕など全身を解し続け

施術一通り終え

「そっと起きてみて下さい」
怖々とゆっくり起き上がる棟梁・・・
「どこも痛くない!・・・いやぁ〜 驚いた、もう大丈夫」

と良いながら嬉しそうに頭を下げると
そのまま作業の続きに取りかかった。

この日、無事に仕事も完了したのでした。
めでたし、めでたしである。
道具も何も必要ない、この自然整体を会得していて良かったと改めて思った日であった。

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カテゴリー: ちょっと一言

9月21日(日)落語ドッキリチャンネルへお運び下さい。

すっかり秋らしくなってきました。
そして、今月の落語ドッキリチャンネル開催日も近くなって参りました。
今度の日曜、9月21日(日) 14時開演です。

私、木製は「あわび熨斗(のし)」を演じます。
古典落語の夫婦噺。
愉快な噺なので日々の稽古も弾むような心持ちでやっています。
どなたさまにも楽しんで頂けるようにがんばりますので
ご来場下さいますようお願い申し上げます。

スクリーンショット 2014-09-16 9.57.19

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カテゴリー: お知らせ

上総堀勉強会・・・・第二回のご報告

五月に学ばせてもらいました上総堀(第一回勉強会)では

”理屈は簡単に「なるほどね」なのかも知れない。
でも、単純そうなこの装置には一見しただけでは
分からない匠の技、知恵の塊によって装置やそのパーツが
構成され、作られていました。
それらを見て、この自然素材と人力だけで掘りあげる上総掘りの
巧妙さに頭が下がる思いで帰って参りました”

と、このブログでご報告しました。

今回第二回目は前回にも足を運びました袖ヶ浦資料館。
国際協力機構(ジャイカ)の方達に混ざって特別講習に参加させてもらった。

今回学びのポイントは実際に掘っているところを見る。
そしてもう一つは装置、部材の働きを見る。
これらは年明けの実践に向けてのことが大前提であるので
こちらも必死なのであります。

上総堀では自分達で櫓を組み上げるのです。
荒縄で括り付ける。
これがいい加減では大事故に繋がる。

DSCF1362

掘り鉄管は長さ七メートル。
この鉄管の重量によって掘り進むのだ。
写真は掘り鉄管の先端付近・・・(写真では詳細分からと思います。)
この鉄管は太さが場所によって変わる。そのバランスも重要なのだ。
鉄鋼溶接技術の手腕も問われる。
鍛冶屋の技術も大きなウェイトをしめる。
これらどこかひとつでも不備あれば、地中作業において
スムーズには行かない大変な作業とあいなるのである。

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掘り鉄管の上部端部の溶接、仕口
高度な鉄鋼技術を要するのは見て取れる

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掘り鉄管を地中に送る為の竹籤のジョイント。その仕口。
雌雄それぞれの仕口。
竹の性質を熟知した匠の技だ。

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竹籤の長さは一本七〜八メートル。
それを繋ぐためのパーツ。
真竹製のくさびとアルミ製の管だ。

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竹籤を仮固定するために板。
何気ない光景であるが、この板下には竹籤と掘り鉄管と合わせて70メートルほど繋がっているのだ。
要するに70メートル何某地中まで繋がっているものを仮置きする板である。
さもない板ではあるが、作業する者にとり大きな役割を受け持つ。

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同様に、作業途中に必要な作業用具の写真だ。
どれもこれも特別に誂えた道具だある。
掘り鉄管を地底に着けたまま一瞬でも気を抜くと
沈殿する泥と水の重みで上がらなくなってしまうのだそうだ。
気の緩みや、うっかりが命取りに繋がるらしい。
作業中の熟練のみなさんもとても慎重。(目が違う)
だからであろう、説明は専属に女性の学芸員さんが担当。
作業の方達は補足で話す程度。ほとんどその学芸員さんが
わかりやすく歴史から、技術面までも事細かに解説下さる。
ボランティアながらみなさん見事な連携で、
素晴らしいプロフェッショナブルぶりなのだ。

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この写真以外にも木を加工した道具も様々とある。
道具を作るための道具や治具までも手作りのものばかりである。
(木の加工は得意分野なので特に写真に収めなかった)

鳶の技、大工の技、鍛冶屋の技、竹工の技、指物の技
などが集結してこそ出来る上総堀の装置だということがよく分かった。

でも、それだけではなく
次には掘る技術、堀師の勘所がさらに重要なのだ。

第三回目の勉強会は明日13日に久留里まで行くことになっている。

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